「慰謝料」は必ず発生するものではなく、浮気や暴力などの不法行為によって離婚原因を作った側が、相手に対して与えた精神的苦痛を賠償するお金のことを言います。性格の不一致など、どちらに落ち度があると判断できないような場合に支払われることは少ないようです。なお、離婚に際してのお金についての話し合いが冷静にできない、あるいは不安がある……というのが普通です。まずは弁護士などの専門家に相談したり、家庭裁判所の調停手続を利用するなどの方法をとっていきます。
はっきり言いますと裁判離婚には費用も時間も労力もかなりかかってしまいます。費用の中身は、離婚請求料(印紙代など)、切手代、弁護士の費用などです。慰謝料や財産分与を請求する場合も、別に費用が必要となります。調停同様、弁護士をたてなくとも裁判をすることは可能なのですが、裁判である以上は調停以上に専門的な知識がないと圧倒的に不利となります。
感情にまかせて簡単に「浮気=離婚・慰謝料」という考えではなく、冷静に「何にどれくらいの費用がかかるか」考えておくことが大切です。
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